
僕は友達が少ないの最終巻である11巻を読み終わりました。ようやくこの作品も完結してしまいましたね。個人的には少し寂しい気がしますが…
この作品は丁度自分が大学生の頃読み始めた作品です。当時は家でゆっくり過ごすということがほとんど無かったので、本は電車内で読むことが大半でしたね。
個人的にはファンタジー系の作品よりも日常の延長線上にあるような読みやすい作品が好きですね。といっても今までに読んだことのあるラノベは数える程しかないので、もっと開拓していきたいのですが…
この作品は最初にタイトルを見たときになんか自分のことを言われてるようでギョッとしたのですが、読んでみたらどハマりしてしまいました。主人公の性格が自分と似ている部分が多かったので余計にそう感じたのかもしれません。友情とは?恋愛とは?私もよくわかりませんし。幼い頃ならまだしも、ある程度成長してから♂と♀の間に友情は存在しうるのか?いずれにせよ所詮は他人と言ってしまうのは簡単ですが、そう思いたくない自分もいる訳で…
この作品には隣人部を中心として主人公の周りに色々な女の子が登場しますね。大体他の作品とかだと、この子が好きかな〜あーでもこの子のこういうところもいいなーなんて思ったりもしますが、私の場合ははがないに関して言えば圧倒的に夜空ですね。というか夜空一択しか考えられません。世間では星奈のほうが人気があるようなので残念ですが…
なぜなのかというのをうまく言語化できる自信はあまりないのですが、とにかくど直球でどストライクなんですよね。心に闇を抱えながら自分に素直になれなくてみたいなところがたまりませんでした。主人公の小鷹が夜空のことを重いと言ったときはおいお前何言ってんだ!ちゃんと受け止めてやれよこのヘタレ!と言いたくなりましたもん。自分だったら全力で夜空を受けとめてあげるのになあとやきもきしながら途中からは読んでましたねー。
この巻の感想としては、部活動として擬似的にではありますが、友達ごっこをみんなでしているうちにそれが恋愛に変化したりもしましたがそこはやはり最終的に友達に収束させていったのはこの作品ならではだと思いました。今までの巻の面白さを鑑みると個人的には確かにちょっと物足りない気もしなくはないですけれども…それでもフィクションとはいえ擬似的な学園生活をここまで楽しめたラノベはこの作品が少なくとも今のところは一番ですね。