いつか記事に書こうとは思っていたのですが、気持ちの整理が出来てきたので、今回は私自身のことについて書いてみようと思いました。


私が発達障害というものの存在を知ったのは、新卒で入った会社を辞めてからですね。失業していた時に、ハローワークに行った後、当然お金もなかったので地元の図書館で過ごしていたのですが、その時に本当に悩んでいて、画像の発達障害の本を読み、まさにこれは自分のことじゃないか!と思った訳です。


ただ、今の日本に発達障害の専門家はまだまだ少ないですし、まだ外来に行ったことはないですね。私は発達障害は障害とか病気というよりは個性のうちの一つだと思っております。もっとも診断を受けたところで自分の性格が劇的に変わるという訳では決してありませんし…なので今のところは様子見です。


発達障害のうちでもどちらかというと自分はアスペルガーよりかなあとは思いますが、そういう方面に詳しい人と話した時には、ガチのアスペルガーはそんなレベルのものではないと言われましたので、まだまだ全然軽度の部類なのかなとは思いますけども。




自分の苦手なことを挙げていくと、

  • 人と話すのが苦手です。ただ家族や年上の人と、あるいは世代の如何を問はず少人数で話すのはわりと問題ないですね。飲食バイト時代は全員年上だったのが救いでした。年下の新人が入ってきたときはどうやって接したらいいか悩みましたが、少人数だったので助かりました。大人数しかも年が近いという条件になるともうアウトで、学校に良い思い出は一つもありません。大学や高校の授業でプレゼンをしなければならないときには嫌でたまらず休みました。よく咎められなかったなあと思います。あとは飲み会とか会食の場が本当に嫌でたまりません。今はかなりマシになってきましたが、以前は会食恐怖症といっても差し支えないレベルでした。大学時代に飲み会とかコンパの類は恐怖しか感じませんでしたので、1度も出たことはありませんでしたね。これは場面緘黙なのかもしれませんが、ああいうシチュで言葉がなかなか出てこないんですよ。そのため、最近はなるべく一方的に自分語りをしてくれる人の席に座ってひたすら頷いて時間が過ぎるのを待つようにしています。自分が話すよりよほどその方がはるかに楽ですから。去年の花見のときは出席するといっておきながら逃亡しましたけど…やっと最近ああいう場に慣れてきたかなというところです。それでも緊張はしますね。それでも新卒のときの面接の場においては訓練で意外になんとかなりましたね。少人数だったからかもしれません。結果的にあとで物凄く苦しむことになるわけですが… また、電話が超苦手でした。なぜか電話をとった瞬間から頭が真っ白になってしまいます。営業時代のトラウマからいまも外線が自分に回ってきたときは超ヒヤヒヤしております。

  • これは本当にお恥ずかしいのですが、メモやノートがうまく取れません。小中高大の授業でまともなノートが書けた覚えは全くありませんでした。音声を聞きながら書くという作業ができないんです。そのため、授業では聞くことに専念してノートはあまり使わず、要点だけ教科書にアンダーラインを引いたり話の合間にだけ、ちょこちょこちっちゃなメモ書きをしてました。そしてその後問題集を解いていくという勉強法でした。逆に他人がなんであんなにノートを書けるのか不思議でしたね。上述したように電話しながらのメモも超苦手でした。

ここまで書いてきて、なんか書けば書くほどボロが出てとても悲しくなったので、このくらいにしておきます。いくら大手ホワイト安定企業でも、これでは当然務まりませんね。もちろん人間関係も酷かったですが…他部署は良い人が多かったのですが、自分の部署は口の悪い人が多くて実に陰湿でした。(研修で行った別部署の主任の口癖はうちの会社は公務員より早く帰れるでした。実際にきっちり5時ピッタリで帰れていたのは事実です。)とはいえ、自分には研修終了後の営業部での仕事はとてつもない苦痛でしかなく、ストレスで全く眠れなくなり精神的に完全におかしくなって辞めました。


失業後、もう自分はダメだと色々と思い悩みつつも画像に挙げた本に出会い、著者である星野医師の講演を聞きに行き、自分に合った仕事なら上手くいくケースも少なくないとの話を聞き、自分はもうホワイトカラーは諦めてブルーカラー方面で生き延びることを決めました。世の中には営業とか事務のような仕事しかないと変に視野が狭くならなくて済んだのは飲食バイトのおかげですね。むしろ、そんなに多くはありませんがホワイトカラー系の部署に行かされてデスクワークをやらされる恐怖は計り知れないものがあります。学歴もへったくれもなく完全にこれはもうポンコツ丸出しになってしまいますからね…


まあ結局のところ、多少の学歴はあったところで自分が普通ではない変わった人であることは認めざるをえませんが、今の会社は自分以上に変わった人が多いので、なんだかんだ言いつつも辞めずに続けていられるのは、それはそれで居心地がいいからなのかもしれませんね…
たとえどのような形であれ、給与や安定はともかくとしても、私は自分に合っていて長く続けられる事のできる仕事が1番だと思いますね。