疲れているからといって休みの日にこもってばかりというのもなんなので、映画を観てきました。
映画というと、最後に観たのがハリーポッターとアズカバンの囚人か炎のゴブレットだったような覚えがあるので、約10年ぶりですね。当時は映画館が実家の近くにはなくて、大宮か熊谷くらいしか選択肢がなかったため、映画を観に行くのも結構一苦労でした。今は埼玉県にも大型のショッピングモールがいくつもできましたので、映画を観に行くハードルはかなり下がりましたね。便利になったものです。また、一つの大きなシアターで観るイメージがあったのですが、ショッピングモールにあるシアターはそこまで大きくない代わりに、10カ所以上併設してあるんですねー。確かにその方が経営効率が良さそうですよね。久しぶりの映画でしたが、最近は随分音質が良いんですね。驚きました。また、やはりエフェクトにしてもスクリーンで観るのは家のTVで観るのとは全然違いますね。
(以下、ネタバレ注意です。一応。)
さて、個人的な感想としては、人の心の闇という部分について考えてしまいました。ヒロインが、誰しも心の闇なんて抱えていると主人公にいうシーンはドキッとしましたね。自分自身のことを鑑みると、腹黒いというよりもむしろ単純で素朴な性格ではありますが、心の底の部分においては人並み以上に心の闇は確実に深いほうだと思います…
あまりブログで多くを語る勇気はありませんが、自分のこれまで置かれていた環境を思い返すと色々考えてしまいました。贅沢したかったという訳では決してありませんが、正直に言えば金銭面以外の部分に限らず、せめて普通の生活がしたかったと思って悲しくなる時はありますね。横並びにされる学校生活はどうしても他人と比較してしまいますし、ある意味残酷だったなと思います。当時は自分自身にとっての社会や世界というものが狭かったから余計にそう感じたのでしょうね…
最近は、普通なんてものは所詮は相対的なものであり、幻想であって、絶対的な普通なんてものはどこにも存在しないと思い、前向きに生きていかねばと自分自身に言い聞かせております。誰だって何かしらあるんです。心の闇を抱きつつも戦っているんです。もちろん、作中のように寄り添って支えてくれる人がいたらそれは本当に幸せなことだなと思いますけども…
ただ、ネットの時代である以上どうしても他人のことが意図せずとも情報として入ってきてしまいますし、なかなか難しいところです…他人と比較してしまうのは人の性だから仕方ないのかもしれませんが…
さよなら絶望先生は私の好きな漫画の一つですが、生徒の一人である日塔奈美ちゃんのこのセリフをあえてこの場で言いたいと思います。
普通って言うなぁ!