
投資の記事が結構読まれているようなので、今回は個別株かインデックスかという記事で書いてみたいと思います。
マーケットが一体どこまで効率的なものなのか私にはよく分かりませんが、まあ効率的市場仮説というのはそれなりに正しいんだろうなというのが個人的理解です。
ただ、私は市場が効率的で勝てないからETFを買うというよりは、お手軽な低コスト分散投資法としてETFを用いているといったところですね。個々の企業のリスクに関しては分散すればするほど抑えられますからね。これは間違いないでしょう。
当然ですが、インデックス運用は市場全体だったり、インデックスに採用されている銘柄を全て買うことになるわけですね。(完全法の場合は特に)ということは、自分の知らなかったり、市場に嫌気されている銘柄が機械的にポートフォリオに組み込まれる訳ですね。もちろんそこがインデックス運用の良い点であり悪い点なのかなと思います。あくまでも市場平均で運用するのであって、人の意志は介在させない訳ですからね。もちろんインデックスの組成方法にもよりますが…
お手軽さという意味においては、VOOやVTI一本でというのも決して悪くないと思いますし、むしろ必要以上に手間暇かけて個別株を買うよりも優れていると思います。それでもただ、私自身は、自分が魅力を感じない銘柄やセクターにウェイトをあんまり置きたくないなあという思いがあります。ポートフォリオの防御力はそこそこ高めにしておきたいですし。そうはいっても以前のように個別株を買い集めても管理しきれなくなってしまうのも事実です。それでもやはりある程度は分散したいという思いがあります。
というわけで私はセクターETFのVDC/VHTで生活必需品とヘルスケアを抑えつつ、他のセクターはVOO/VTIでカバーし、個別株は10銘柄以内ということでいければいいかなと考えております。10銘柄ルールに特に深い意味はありませんが、まあそのくらいが日頃ウォッチし続けられる限界かなあという理由です。もっとも日頃から日々の株価をそれほど気にしなくても安心して買える銘柄が理想ではありますけれども…まあ心中してもいいやと思えるぐらいに厳選していきたいということですね。
うまい例えが思いつかなかったのですが、インデックス運用をフルーツバスケットとするならば、個別株は個々の果物、セクターETFは柑橘類とか南国フルーツとかの類似した果物のセットといったところでしょうか。
確かにフルーツバスケットを買えば、色々な果物を食べることが出来ます。その中に食べてみたらまずいものがあるかもしれませんが、美味しいものが入っている可能性だってあります。なのでとりあえず買っておく分にはそれほど悪くありませんね。それでもやっぱり個人的にはフルーツバスケットの他にも、自分の好きな種類の果物のセットを買ったり、食べてみたら美味しいかもしれないと自分で判断した個々の果物を単品で買ってみたいなあといったところですね。