
金利が下がり続けていますね。ご覧のように個人向け国債も最低金利に張り付いてますね。驚きです。
以前よりも国債の旨味が本当になくなってしまったこの状況下において、流動性を鑑みると、わざわざ国債を買わなくても普通預金やMRFでも十分な感じもしますね。
さすがにここまで金利が下がってしまうと、JNJ•PG等のいわゆる鉄板銘柄を株式というよりは擬似債券的に保有して配当を貰うほうが良いのかもなんて思ってしまいますね。
それでも、株式は債券とは違いますから、本当にボラティリティを犠牲にする価値があるのかどうかが微妙なところかなと思います。なので今は低ボラティリティ戦略や少数分散ポートフォリオ等に関する色々なレポートや論文をネットで調べて読んでます。
ただ、個人的にはフルインベストメントする勇気はないですね。むしろ私は個人投資家の強みというのはフルインベストメントしなくても良いところにあると考えています。
一般論として市場平均に勝つのは難しいとされていますが、下落相場においては投資しないだけで市場平均に勝てるのですから。長期では株式有利というのはシーゲル派の観点からはなんとなく頭では分かりますが、結局短期で被弾してしまえば、その分だけリターンが阻害されてしまうのは言うまでもありませんね。これこそが多くの投資家が株式市場からの退場を余儀なくされてしまう一番の理由なのではないかなと思うのです。
なので暴落という局面に備えて現金なり債券なりをそれなりに備えておくことは特に個人投資家が生き残っていくためには大事なことだと思います。そういう時期を乗り越えた先にこそ素晴らしいリターンが得られるのではないかなと。
以上、適当な思考実験でした。