そんなこんなで奇跡的にも内定を得て次の勤務先は確保できました。


たまたま同じタイミングで入った同じ班の仲の良い派遣社員の方といつ逃げようか相談してました。本当に辛いの分かってくれてましたからね。非常にありがたかったです。


あとは逃げるだけです。この頃は同じ班の中での直属の上司が変わり毎日辛くて辛くてたまりませんでした。この時点で中途採用の同期入社の半分くらいがいなくなっておりました。しかも大手取引先とのクレーム発生や新製品生産開始と物凄いストレスが溜まります。


そして慢性人員不足にもかかわらず、さらにキツくなる体制が発表されます。
ただこれは私にとっては朗報でした。これで年末まで頑張れば、一応今の班のメンバーには迷惑がかかりません。恨まれることはないはずです。この時期体調は最悪でしたが死ぬ思いで年末まで突っ走りました。


しかし辞めたいといえば殺されるのではないかという恐怖に打ち勝てず、年末付けでの退職届を年始一番初めの営業日に期日指定の簡易書留で郵送します。そして年内最終日には私物はすべて撤収し、ロッカーに作業着と安全靴を残し、ロッカーに鍵を差しっぱなしにして、逃げました。もはや思い残しはありません。


帰りのカーラジオからwe are youngが流れていたのを今でも覚えています。


結果的に2012年は3月に大学を卒業して2カ月営業やって1ヶ月の無職を経て、6か月ブラック企業で働いたことになります。とてもつらいことばかりでした。

相場的には最高の買い場でしたけど、とにかく余裕が全くありませんでした。生きるので精一杯でしたから仕方ありませんね。


おわり

お読み頂きありがとうございました。