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先日、休みの日にたまたまマクドナルドに行って、昼食をとっていたら、ちょうど数人の小学生グループがニンテンドー3DSとiPhoneを持って遊んでいたのをみて、時代は変わるものだなぁとしみじみ思ってしまいました。

私は家が非常に貧乏でしたので、ほとんど欲しい物は買って貰ったことがありません。ちょうど小学生の時に初代ポケモンが流行っていて、親にどうしても欲しいと泣いてねだってゲームボーイポケットとポケモン青を買って貰ったぐらいですね。

テレビも家にありませんでしたし、マンガも買った記憶がありません。近くの医院に行った時だけ、待合室に置いてあるジャンプマガジンサンデーをむさぼり読んでました。

携帯電話に関していうと、中学時代に同級生で持ってる人はほぼいなかったですね。

高校では大体携帯持っている人と持ってない人が半々ぐらいだったと思います。県内有数の進学校だったので、厳格な親が多かったせいもあるのでしょうが。

私が携帯を持ち始めたのが、高校3年の受験の時ですね。ドコモのFOMAでした。当時は携帯代はやむなく親に出してもらってました。スマートフォンは大学生になってからSoftBankのiPhone4が初めてです。バッテリーがすぐ切れるのが難点でした。

確かにスマートフォンは便利ですが、月約6000円は決して安くはありません。家計への負担が多すぎて私の家だとしたら小学生からは絶対に持つことは不可能だったと思います。

なので、ある意味においては、携帯がまだそれほど普及していないうちに学生時代を終える事が出来て良かったと思ってしまいます。これは実際に経験した事がある人にしか分かりませんが、小中学生ぐらいの年に周りが持ってるものを自分だけ持っていないというのはやはり惨めなものです。自分だけ連絡手段がないというのは辛いのではないかと思います。

まあ結果として、欲しいと思った物が基本的に手に入らない環境で育ってしまったので、良いか悪いかはともかく、ほとんど物欲の無い人間になってしまいました。

その代わり、お金が無い生活の辛さや惨めさは人一倍わかっているので、お金に関する思い入れは並大抵のものではありません。

お金がある不幸よりも、お金が無い不幸のほうが悲惨なのですから。