非常に良い本でした。
てっきりグロース株投資の本かと思ってましたが、投機寄りの本でありましたね。
ですが、私自身がそうであるように、逆張りでは無く順張りの考え方を徹底しているという意味において物凄く共感でき勉強になりましたし、投資では無く投機家だからといっていい加減適当ではなく、至極真っ当な考えのもとにおいてなされており、決して読んで損はないと思いました。むしろ、ありきたりで中途半端なバフェット本より少なくとも私には強烈でした。
変に割安を意識し銘柄選択をして投資した結果、含み損を抱え、その挙句に長期だから配当出るからといって納得させるというのがすごく自分自身は違和感があって、そんな事するくらいなら最初から投資なんかせずにキャッシュでもつか国債にしておくかしておけばと思う訳であります。
だからこそいかにして損をしないか、どこで攻めるか、どのようにボラティリティを安定させるか、について苦心しているのですが…
そもそもこれは投機だから、いやこれは投資だからと言い訳してみたところで、どちらにせよ大半の人が資金を投じるのはセカンダリーマーケットに過ぎないのです。
直接そのお金がその会社に行くのではありませんから、投資だ投機だとわざわざ区別したところであまり意味のあることではありませんね。
バフェットは好きですが、リバモアのような人生にも憧れますね。
定期的に読み返したくなる本でした。