言わずと知れたことですが、改めて自分なりに簡単にまとめてみます。くりっく株365をきっかけに気になったので。


ダウ平均は有名ですね。これは大型株の30銘柄で構成される株価平均型株価指数ですね。一般論としては値嵩株の影響が受けやすいとされます。

現在の構成銘柄はこんな感じです。


S&P500は大型株500銘柄で算出される時価総額加重平均型株価指数ですね。こっちは時価総額の大きい銘柄の影響を受けやすいとされます。


とまあ教科書的なことはここまでなのですが、本題はここからです。


両方の指数がどのようなセクターで構成されているかが個人的に気になったので、調べてみました。



ダウはダウ・ジョーンズ工業株30種平均株価というその名の通りindustrialsに(あとfinancialも )比重を置いている一方で、utilities とReal Estate からは採用してません。その一方でS&P500はTechnology とConsumer Staples の比率は高くなっていますね。


ざっくりですが、オールドエコノミーの集合体がダウ平均、ハイテクや公益を含め各セクターから幅広くカバーというのがS&P500といえますね。


そもそも各銘柄のセクターの括りがどのようになされているかというのはともかく、ここからあえて意味を見出すとすれば、分散投資という観点からは銘柄数も多く、公益や生活必需品の比率も高くてなおかつハイテクも取り込めるS&P500の方が安定感があるという考えは出来るかもしれませんね。反対に、昨今の如く、金融やオールドエコノミーが上がる時は当然ですがダウに軍配が上がりますね。


個人的には、ダウ構成銘柄はグローバル企業が多くて売上高海外比率が高そうなイメージがあるので、ドル安がプラスに働きそうな気もしなくもないのですが…高配当株が多いので、ETFの分配金を多く貰うならダウの方がいいでしょうね。DIAなら毎月分配ですし。



で、結論として結局のところどっちがいいのかって?





「期間の取り方でどっちもどっちだからわかんないや♪」


30銘柄だからと言って脆弱とも言えないですし、500銘柄でもむしろ足を引っ張るセクターがあるかもしれないし、(今だとヘルスケアとエネルギーですね)いずれにせよ、両インデックスにおいて、金融や製造業等シクリカルなセクターに比べると、生活必需品セクターや公益セクターの比率は決して高くはないからこそ、ボラティリティが比較的低い(と思われる)低ベータ銘柄を個別で買って多少なりとも安定感のあるポートフォリオを組んでいくことに意味があるのではないのかなと思う訳ですが、AMZN全力買いした自分が言っても説得力が無いですね…



でも個人的には他の小売業のシェアを食い潰してでも成長可能だと(買った当時は)思ってたのでディフェンシブ属性があるのではないのかと思ったんですけどね。Googleなどの他のネット企業とは違い、実際に物流の設備を自前で持っている、これは他社には容易に真似できませんからね。


また最後で本題とずれてしまった…すみません。