地元の図書館になれる!SEの新刊が入ったので、早速借りて読みました。


今回はスルガシステムに新人が入ってくるという内容で、今までの巻とは趣が異なりましたね。自分が新人の頃と重ね合わせてしまい読んでいてなんか辛かったです…


私がなれる!SEの1巻を読んでいた時はまさに丁度就活中で物凄く辛い時期でした。以前書きましたように、第二氷河期世代の自分としては、作中で主人公が今は売り手市場ということで、たった数年でこれほどまでに変わるものかと嘆くシーンにとても共感してしまい、なんとも言えない気持ちになり、より一層感情移入して読んでしまいました。


仮にもしもこの巻を自分が就職する前に読んでいたとしたら、なんでもっと新人に丁寧に教えてやらんのだと思ったでしょうが、今の自分にとっては主人公の苦悩とか苦しみが痛い程伝わってきました。


今の会社に入って三年目ではありますが、未だに新人が入ってこないため、私自身は新人を教えるという経験はまだありませんが…主人公が新人に対して、「会社は学校じゃねぇよ!」と怒鳴りますが、その気持ちもわかります。


この巻では以下の部分がとても印象に残りました。主人公が顧客の1人である橋本課長に相談してこう言われるシーンです。


「ただ従順でそつのない部下を使いこなすのは誰にでも出来ます。上に求められることは不揃いなメンバーをうまく業務というパズルに当てはめること。どんな跳ねっ返りでもお金に換えてしまうこと。それができる者こそよきマネージャーと呼ばれるのです。」

「コンサル時代の上司に言われたことがあります。仕事を片付けたいだけなら『よい仲間』を見つけろ、と。価値観の近い同僚が揃えばどんな案件も楽にこなせると。ただもし君が上にいくことを望むならーーーー彼は言いました。仲間になぞ頼るな。逆にどんな問題児でも使いこなせるようになれ。それが結果的には一番近道になると」

「桜坂さん、あなたが目指す場所はどこですか?仲間とともに目の前の仕事を楽しくこなすことですか。それとももっとべつのところ、ここではないどこかですか」

(引用終わり)

深いですね。色々考えてしまいました。
別にマネジメントするポジションにいる訳ではないのですけれども…


人は城 人は石垣 人は堀

と武田信玄は言っていましたし、

やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ。

と山本五十六も言っていますね。


例え部下や新人といえども、個々の意思やそれまで生きてきたバックグラウンドを持っている人間なわけで、機械を動かすのとは違いますからね。人を動かすというのは本当に難しいと思います。